BLOGブログ

  • TOP
  • /
  • ブログ
  • /
  • ーカイロプラクティックと筋肉痛の関係をやさしく解説ー

ーカイロプラクティックと筋肉痛の関係をやさしく解説ー

カイロプラクティックで「筋肉痛」が出るのは大丈夫?

カイロプラクティックに通ったあと「体が軽くなった!」と感じる方がいる一方で、「翌日、筋肉痛のようなダルさが出たけど大丈夫かな…」と不安になる方も少なくありません。
結論からお伝えすると、施術後に軽い筋肉痛やだるさを感じるのは、体のバランスが変化したサインとしてよくみられる反応です。ただし、強い痛みやしびれなどがある場合は別の原因も考えられるため、自己判断せず専門家に相談することが大切です。

ここからは「なぜ筋肉痛のような感覚が出るのか」「どんな場合は注意が必要なのか」「楽に過ごすためのセルフケア」などを、できるだけわかりやすくお話ししていきます。

カイロプラクティック後に筋肉痛が出やすい理由

カイロプラクティックは骨格や関節のバランスを整えるイメージが強いですが、実は周りの筋肉にも大きく関わっています。今まで使えていなかった筋肉が働き出したり、逆にがんばりすぎていた筋肉の負担が減ったりすることで、一時的に筋肉痛のような症状が出ることがあります。

普段使っていない筋肉が動き始める

姿勢のクセや長時間同じ姿勢が続く生活をしていると、
・あまり使えていない筋肉
・常に緊張している筋肉
という偏りが生まれます。
カイロプラクティックで骨格バランスが整ってくると、今までサボり気味だった筋肉もきちんと働き始めます。その結果、久しぶりに運動をした後のような「筋肉痛に近いだるさ」が出ることがあります。

固まっていた筋肉がゆるみ、血流が変化する

長くこり固まっていた筋肉がゆるむと、血液やリンパの流れが変化し、一時的に重だるさや張りを感じることがあります。
・肩や首のコリが強かった人が、ほぐれたあとに眠気やだるさを感じる
・腰まわりの筋肉がゆるんだことで、筋肉痛のような違和感が出る
といった反応は、体が新しいバランスになじんでいく過程でもよくみられます。

「好転反応」と呼ばれる一時的な変化

施術後しばらくの間に起こる、だるさや軽い筋肉痛のような反応を、一般的に「好転反応」と呼ぶこともあります。
もちろん、すべての人に出るわけではありませんが、
・一時的で、時間がたつと自然に落ち着いてくる
・寝て起きたら楽になっている
という場合は、体が良い状態に慣れていく途中の変化として説明されることが多いです。

注意したい筋肉痛・痛みのサイン

一方で、「筋肉痛だから大丈夫」と無理してしまうと、体のサインを見逃してしまうこともあります。ここでは、注意したいケースを整理しておきましょう。

強い痛み・鋭い痛みが続く場合

次のような症状がある場合は、単なる筋肉痛ではない可能性があります。
・じっとしていてもズキズキ強く痛む
・動かすと電気が走るような鋭い痛みがある
・痛みがどんどん強くなっていく
こうした場合は、筋肉だけでなく関節・神経など別の部分に負担がかかっている可能性もあるため、早めに施術を受けた院に相談したり、必要に応じて医療機関を受診したりすることが大切です。

しびれや感覚異常を伴うとき

筋肉痛と違い、しびれや感覚の異常は、神経が圧迫されているサインのことがあります。
・手足にピリピリしたしびれが出る
・感覚が鈍い、冷たい感じが続く
・力が入りにくい
といった症状が出た場合は、そのまま様子を見るのではなく、速やかに専門家に状況を伝えましょう。

長期間まったく改善しない場合

軽い筋肉痛のようなだるさであれば、数日〜1週間ほどで和らいでいくことが多いです。
それに対して、
・いつまでたっても痛みが変わらない
・施術のたびに悪化しているように感じる
といった場合は、施術方法や頻度が今の体の状態に合っていない可能性もあります。無理に続けるのではなく、状態を説明して方針を相談することが大切です。

カイロプラクティック後の筋肉痛を和らげるセルフケア

施術後の軽い筋肉痛であれば、自宅での過ごし方を工夫することでラクになることが多いです。ここでは、日常で取り入れやすいセルフケアをいくつかご紹介します。

施術当日は「がんばりすぎない」

カイロプラクティックを受けた日は、体にとって変化の大きい日です。
・激しい運動や長時間の残業を避ける
・重い荷物を持つ作業を控える
・なるべく早めに休むようにする
といった「無理をしない過ごし方」を意識すると、体が整った状態になじみやすくなります。

ぬるめのお風呂や軽いストレッチで血流アップ

筋肉痛のようなだるさがあるときは、血流を良くしてあげるのがおすすめです。
・ぬるめのお湯にゆっくり浸かる
・お風呂上がりに、痛くない範囲で軽いストレッチをする
・長時間同じ姿勢を続けないよう、こまめに体を動かす
これらを意識することで、老廃物がたまりにくくなり、筋肉の回復もスムーズになります。

水分補給をしっかり行う

意外と忘れがちですが、水分補給も体の回復には大切です。
筋肉や関節の働き、血液の流れをスムーズにするためにも、施術当日〜翌日は意識してこまめに水分をとるようにしましょう。甘いジュースやアルコールは体への負担になることもあるため、基本は水やお茶がおすすめです。

施術者とのコミュニケーションで不安を減らす

筋肉痛のような反応が出たときに「これは大丈夫なものなのか」「施術が合っていないのか」がわからないと、不安が大きくなってしまいます。そんなときに大切なのが、担当のカイロプラクターとのコミュニケーションです。

施術前に不安や体の状態を伝える

施術前のカウンセリングでは、
・今ある症状や悩み
・日常生活で困っていること
・過去のケガや持病の有無
・強い刺激が苦手かどうか
などを遠慮なく伝えましょう。事前に情報を共有しておくことで、体に負担の少ない施術方法やペースを提案してもらいやすくなります。

施術後の反応を次回きちんと伝える

筋肉痛のような反応が出たときは、次回来院の際に「いつ、どこが、どんなふうに」気になったのかを具体的に伝えることが大切です。
・翌日に太ももが筋肉痛のようにだるかった
・腰のハリは減ったが、首が少し重くなった気がする
など、細かな情報があるほど、次回以降の施術内容を調整しやすくなります。

カイロプラクティックと上手につき合って筋肉痛とサヨナラ

カイロプラクティックは、筋肉そのものを強く押したり揉んだりするだけでなく、骨格や関節のバランスを整えることで、筋肉にかかる負担を軽くしていくケアです。その過程で、一時的に筋肉痛のようなだるさを感じることはありますが、
・軽いだるさで数日以内におさまる
・その後、動かしやすさや姿勢の変化を感じる
という場合は、体が良い状態になじんでいく途中のサインととらえることもできます。

一方で、強い痛みやしびれが出たり、違和感が長く続いたりする場合は、決して我慢せず、「おかしいな」と感じた時点で相談することが自分の体を守ることにつながります。
カイロプラクティックと日々のセルフケアを上手に組み合わせて、筋肉痛に悩まされにくい、しなやかで動きやすい体を一緒につくっていきましょう。

2025.11.14